昨日に続きココロみのりです
11月29日は職員研修として大人のオシメについての勉強会を実施しました。
ココロみのりを利用されている方の中には、ベッド上で過ごす時間が長い方や歩行が自立していても排泄に失敗してしまう方もおられます。もしかしたらご家庭でお困りの方もいらっしゃるのではないでしょうか
現場でも紙おむつをあてていても隙間から漏れてしまう…そんなことがしばしばあるのですが、今回の勉強会では紙おむつの選択のポイントから漏れの原因、正しく装着する方法など目からウロコな役立つ情報を教えて頂いたので、少しだけお裾分けしたいと思います。
まずはオムツを選択する際のポイントです。
①タイプの選択→歩ける方はパンツ、寝たきりの方はテープタイプを選択する。
②サイズの選択→大きすぎてもダメ、小さすぎてもダメ。
③吸収量の選択→排尿量は多い?少ない?使用時間は長い?短い?
④使用場面の選択→日中は離床を目指し、夜間は安眠を確保しましょう。
次に漏れの原因です。これは個人的にとても勉強になりました
実は漏れの原因の7割は“人為的な漏れ”で、あて方に問題があったりサイズが合っていなかったりするのだそうです。具体的には尿道口と吸収面の間に隙間ができていると排尿後に素早く吸収させることが出来ず身体を伝って尿が漏れてしまうそうです。オムツを尿道口にしっかり“密着”させることが大事なのですね。ちなみに、尿が漏れてしまうからといっておむつを何枚も何種類も重ねて使う事があるかもしれませんが、これは尿道口に“密着”していないのでいくら量が多くても吸収できず(運が良くても端っこでチョロっと吸収されるだけ)垂れ流し状態になってしまい、結局はお金の無駄になってしまうそうです(涙)。
最後にオムツのあて方のポイントです。
①パッドは先端をつまみながらあてる→どうしても体のラインに合わせて山折りにしてしまいがちですが、そうすると全て吸収される前にパッドの表面を流れて漏れてしまうそうです。人差指・中指・薬指の3本を使いWの形にしてあてると良いそうです。
②鼠経(そけい)線の内側にフィットさせる→テープタイプのオムツをあてる際は股間部を片手でつまみながら、きっちりハイレグになるように引き上げます。そうすることで鼠経線の内側にフィットし漏れを防ぐことができるそうです。
③テープはクロスして止める→両端に2つずつテープが付いていますが、まず下のテープを斜め上に向けて止め、それから上のテープを斜め下に向けて止めるのだそうです。そうすることでハイレグが維持され、上半身を起こしても腹部の圧迫を防いでくれるそうです。
いかかでしたか?長くなってしまいましたがこれで少しでもおむつのトラブルが減りましたら幸いです。
それでは、寒い時期ですのでどうか風邪や感染症には十分お気を付け、ココロの温まる日々をお過ごしください。